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履歴書・職務経歴書の書き方

履歴書の書き方

学歴、職歴、志望動機などの適切な書き方をポイントを絞ってお伝えします。

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外資系企業の履歴書の基本フォーマット

外資系企業向けの履歴書は、日系企業で一般的なJIS規格の履歴書とは異なる特徴があります。まず、A4サイズが標準となっており、1~2ページ程度にまとめるのが基本的な書き方となっています。

外資系企業の履歴書には、和文履歴書、バイリンガル履歴書、英文レジュメの3種類があり、応募する企業の要件に合わせて使い分けることが大切です。特に英文レジュメは、chronological format(時系列形式)やfunctional format(機能別形式)など、複数のフォーマットから選択できます。

JIS規格とバイリンガル履歴書の違い

履歴書の基本フォーマットとして、JIS規格の履歴書とバイリンガル履歴書には大きな違いがあります。採用担当者に自分の経歴や能力を正確に伝えるためには、それぞれの特徴を理解して適切な形式を選ぶことが重要です

JIS規格の履歴書とバイリンガル履歴書では、記入する内容にも違いがあります。

  • JIS規格履歴書の特徴
    • 生年月日や本籍地など個人情報を詳しく記載
    • 学歴・職歴は入学・卒業月まで記載
    • 志望動機や自己PRは比較的短めに記載
  • バイリンガル履歴書の特徴
    • 個人情報は必要最小限
    • 職務経験や実績を具体的に記載
    • スキルや資格を重視した記載が必要
    • プロジェクト実績や数値目標の達成度を詳細に記載

英文履歴書(レジュメ)のフォーマットの選び方

英文履歴書(レジュメ)を作成する際は、応募企業や職種に合わせて適切なフォーマットを選択することが重要です。基本的には、Chronological(時系列)形式、Functional(機能別)形式、Combination(複合)形式の3つから選ぶことができます。

フォーマット選びで最も重要なのは、自身の強みを最大限アピールできる形式を選ぶことです。各形式の特徴を詳しく見ていきましょう。

  • Chronological形式の特徴
    • 最新の職歴から順に記載
    • 一貫したキャリアの成長が見やすい
    • 職務経験の浅い方は不利になる可能性
  • Functional形式の特徴
    • スキルや職務能力を分野別に整理
    • 経歴の空白を目立たなくできる
    • 具体的な職歴が見えにくい
  • Combination形式の特徴
    • スキルと職歴をバランスよく記載
    • 豊富な経験とスキルを効果的にアピール可能
    • 作成に時間がかかる

履歴書の基本的な記入ルール

履歴書作成において、基本的な記入ルールを押さえることは採用担当者への第一印象を左右する重要なポイントです。手書きとパソコン作成の選択から、写真の選定、署名・捺印まで、細かな決まりごとを知っておく必要があります。

履歴書の書き方には、業界や企業によって求められる形式が異なりますが、基本的なルールは共通しています。誤字脱字のない丁寧な文字で記入し、写真は規定のサイズで貼付するなど、基本的なマナーを意識して作成することが大切になります。

手書きとパソコン作成それぞれのメリット

履歴書を作成する際、手書きとパソコン作成のどちらを選ぶかは応募先の企業によって変わってきます。それぞれのメリットを理解し、状況に応じて適切な方法を選択することが重要です。

手書きの履歴書には以下のようなメリットがあります。

  • 誠意と熱意が伝わりやすい印象を与えられます
  • 丁寧な文字で書くことで、几帳面さをアピールできます
  • 人間味のある温かみのある印象を与えることができます
  • 一般的な日系企業では依然として好まれる傾向にあります

一方、パソコン作成の履歴書には次のようなメリットがあります。

  • 読みやすく、情報が明確に伝わります
  • 修正や複数枚作成が容易です
  • 外資系企業では一般的で好まれる方法です
  • デジタル提出に対応しやすいです

履歴書の各項目の具体的な書き方

履歴書の各項目には、それぞれ重要な記入ルールやポイントがあります。基本的な個人情報から学歴、職歴、志望動機まで、一つひとつの項目を丁寧に記入することで、採用担当者に好印象を与えることができます。

特に氏名や住所といった基本情報は正確さが求められ、学歴・職歴は時系列に沿って漏れなく記載する必要があります。また志望動機や免許・資格欄は、企業が求める人材像に合わせて効果的にアピールできるよう工夫することがポイントとなっています。

氏名・フリガナの記入方法

履歴書に記入する氏名とフリガナは、書類選考における第一印象を決める重要な要素です。正確で読みやすい氏名の記入は、応募者の信頼性とプロフェッショナリズムを示す大切な機会となります。

氏名の記入には以下の基本ルールがあります。

  • 戸籍に記載された正式な氏名を使用する
  • 略字や通称は使用しない
  • 結婚による旧姓を使用する場合は、履歴書提出前に人事担当者に確認する
  • 氏名の間にスペースを入れる(例:山田 太郎)

生年月日と年齢の表記

履歴書における生年月日と年齢の表記は、応募者の基本情報として重要な項目です。正確な情報を適切なフォーマットで記入することで、採用担当者に信頼感を与えることができます

生年月日の表記には、以下の基本ルールがあります。

  • 西暦で記入する
  • 年月日の間は1マス空ける
  • 数字は全て半角で統一する
  • 日付の前にゼロをつける(例:2000年01月05日)

年齢の記入方法については、以下の点に注意が必要です。

  • 提出時の満年齢を記入する
  • 数字は半角で記入する
  • 「歳」という漢字を使用する
  • 面接日までに誕生日を迎える場合は注記を入れる

住所・連絡先の書き方

住所・連絡先の記入は、採用担当者があなたに確実に連絡を取れるようにするための重要な情報です。正確で読みやすい住所と確実な連絡手段を記載することで、スムーズな採用プロセスにつながります

基本的な住所の記入方法は以下の通りです。

  • 郵便番号は半角数字で「〒000-0000」の形式
  • 都道府県から番地まで省略せずに記載
  • マンション名や部屋番号まで漏れなく記入
  • フリガナは住所のすべての漢字に付ける
  • 番地やハイフンは全角で統一する

職歴の具体的な記入方法

職歴欄は、採用担当者があなたのキャリアを評価する最も重要な項目の一つです。正確かつ戦略的な記入により、自身の経験と実績を効果的にアピールすることができます

まず、職歴記入の基本的なルールは以下の通りです。

  • 最新の職歴から時系列で記載
  • 会社名は正式名称を使用
  • 入社年月と退職年月を明記
  • 部署名・役職名を具体的に記載
  • 職務内容は具体的な実績を含めて記述

効果的なアピールのために、以下の情報も記載することをお勧めします。

  • プロジェクトでの具体的な役割と成果
  • 部下のマネジメント経験と人数
  • 売上や利益などの数値実績
  • 表彰歴や特別な評価
  • 業務改善による具体的な成果

免許・資格欄の重要ポイント

履歴書の免許・資格欄は、あなたのスキルや専門性を具体的にアピールできる重要な項目です。取得した資格を効果的に記載することで、採用担当者にあなたの強みを印象づけることができます

まず、資格は応募職種に関連するものを優先的に記載します。取得年月が新しいものから順に記入し、現在取得に向けて勉強中の資格がある場合は「取得見込み」として記載することができます。

免許・資格欄の記入では、以下のポイントに注意が必要です。

  • 正式名称を使用する
  • 取得年月を明記する
  • スコアや級がある場合は具体的に記載する
  • 有効期限のある資格は最新の情報を記入する
  • 職務に直接関係する資格を上位に記載する

外資系企業向け履歴書の特徴と注意点

外資系企業向けの履歴書は、日系企業とは異なる独特の特徴があり、グローバルスタンダードを意識した書き方が求められます。特に、職務経験や実績を具体的な数値で示すことや、自己PRを簡潔かつ論理的に記載することが重要なポイントとなっています。

また、外資系企業の履歴書では、語学力や異文化コミュニケーション能力のアピール、そしてキャリアにおける成果や貢献度を明確に示すことが大切です。これらの要素を意識しながら、採用担当者の目に留まりやすい履歴書を作成していく必要があるでしょう。

日系企業との違いと重視されるポイント

外資系企業の履歴書は日系企業とは大きく異なる特徴があります。最も重要な違いは、成果主義とスキル重視の考え方が強く反映されている点です。

外資系企業の履歴書で特に重視されるポイントは以下の通りです。

  • 具体的な数値による実績の記載
    • 売上向上率
    • コスト削減額
    • チームマネジメント人数
  • ビジネススキルの明確な提示
    • 語学力(TOEICスコアなど)
    • プロジェクトマネジメント経験
    • 専門資格
  • グローバルな視点での経験
    • 海外駐在経験
    • 多国籍チームでの業務経験
    • 異文化コミュニケーション能力

履歴書作成時は、これらの要素を意識しながら、自身の強みを具体的かつ論理的に表現することが重要です。日系企業のように謙遜した表現を避け、成果や能力を積極的にアピールする姿勢が求められます。

特に実績を記載する際は、「売上を30%向上させた」「10人規模のチームをリード」といった、具体的な数字を用いた表現を心がけましょう。また、グローバルな環境での経験がある場合は、その具体的な内容も盛り込むと効果的です。

よくある記入ミスと対処法

外資系企業向けの履歴書作成では、記入ミスによって書類選考で不利になることも少なくありません。正しい記入方法を理解し、細心の注意を払って作成することが重要です。

一般的によく見られる記入ミスには以下のようなものがあります。

  • 英語と日本語の不一致
  • 職務経験の内容が異なる
  • 資格名の訳が不適切
  • 数値データの表記揺れ
  • 書式の不統一
  • フォントの種類やサイズが混在
  • 日付の表記方法が統一されていない
  • インデントや行間が不揃い

まとめ

履歴書の書き方について、基本的なルールから外資系企業特有のポイントまで、幅広く学んできました。特に大切なのは、履歴書が自己アピールの重要なツールだということを理解することです。

書き方のポイントとしては、以下の3つが特に重要です。まず、応募する企業や業界に合わせて適切なフォーマットを選ぶこと。次に、基本的な記入ルールを守りながら、丁寧で正確な情報を記載すること。そして、自分の強みや実績を効果的にアピールすることです。

外資系企業への応募では、日系企業とは異なる点に注意が必要です。特に実績や成果を具体的な数字で示すことや、職務経験を詳しく記載することが求められます。また、英文履歴書が必要な場合は、レジュメの形式や表現方法にも気を配る必要があります。


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